2か月水槽のエロモナス記録

2か月水槽のエロモナス記録

闘病記録。

闘病の時系列

  • 6/9 12時頃 発症契機の可能性が非常に高い低床掃除
    • 一部低床の砂に運ばれたソイルがあり、その除去を実施。
      • 最初手ですくっていたのだが、思うようにすくえないためネットを利用。その際、ソイルの下にある細かい砂を巻き込んでおり、0.5cm程度の厚みの砂を何度か巻き上げた。
        • これで発症すると思っていなかったという甘さあり。
      • プロホースは水だけを吸い取るため不適切と判断し、最初から未使用。
      • 巻き上げずにごっそりすくえる何かがあれば多少違ったのかもしれない。
    • 水を10リットル程度換水。水槽の1/6程度。PH未調整水。
    • 水換えと合わせて扇風機による温度調整。約3時間で26->24度程度に。
  • 6/10 10時頃 病状把握
    • エロモナス発症の可能性。一部エラ周り、腹部等に赤斑が認められる。活動は少し鈍いか、程度でうずくまったりはしていない。ただ午後見ると水流に当たっている個体あり(経験上、水流に当たっている=痛みを和らげる などを行っている節がある)。
    • 発症コリ 15匹中
      • 赤コリx2
      • パンダx3
      • 白赤コリx1
      • 青コリx1
    • うち広範2匹(体表の7割)
    • 他の生体(ネオンテトラ、グローライトテトラ)は影響が見られない。
  • 6/10 18時頃 薬餌投与
    • エルバージュエース+テトラ コリドラス タブレット、キョーリン パラクリア ディスク(no DHA)
    • エルバージュエースは3粒を100ml程度に溶かした溶液
    • 薬餌は乾燥させる必要性が無いと考え、10分ほど浸した状態で投与
    • 薬餌の理由は、薬浴で効果が得られなかった経験があり、ストレスを鑑みて本水槽での治療を行うこととした。
      • 当初は本水槽で様子見するだけを考えたが、一般的な熱帯魚における発症後の死亡率が格段に高い(と思われる)ことを踏まえ薬餌を決行。
      • 水草は諦める。
    • 水を10リットル程度換水。水槽の1/3程度。PH調整水。
    • エロモナスは状況から運動性と思われる。
      • そのため水温を23度程度に維持。
    • 8時間も空いた理由は様々だが、薬餌が適切かを検討していたことは大きい。この対応である程度救えたら即座に対処できる方法の一つとして組み込んでおく。
  • 6/11 7時頃
    • 水を20リットル程度換水。水槽の1/3程度。PH調整水。
    • 薬餌を投与。薬餌内容は同等。
      • 喰いつき状況はいまいち。薬の味は食べられないものを認識している様子。ただし臭いはあるため口先でついばむ。コリタブが時間の経過で崩れたりして浸透していない箇所が出ると旺盛に食べる。
    • 水温を24.8度程度。これは水槽温度を完全に管理できていないための、室温や外気温のブレによるもの。外出で冷やしすぎは危険と判断し安全側に倒した結果。
      • ここは25度以上から活発化ということで、微々たる差でしか無いため活発化してくることは仕方ないと考えている。
  • 6/11 22時頃
    • 一旦様子見を見る限りでは落ちている個体は無し。
    • ただし危険な状態であることには変わりなし。
    • 改善する気はあまりしないが カミハタ ターボツイストZ 9W を発注。
      • 個体の改善はあくまで薬餌で対処。体力を助けるための施策として殺菌灯を試す。
      • 6/12着予定だが薬餌と並列にするのは少し危ないため、薬餌とは並行せずに実施する予定。
      • 薬餌期間は5日間の6/13までを予定。またその間、水槽の換水は毎日実施する。
  • 6/12 8時頃
    • 薬餌投与。食べてくれている。
      • エルバージュエース+キョーリン パラクリア ディスク(no DHA) + キョーリン パラクリア 顆粒 小粒(no DHA) を投与。
      • 顆粒小粒だとパクパクで食べてくれている感じがしている。感じなだけだが、ディスクなどしっかりした形のする薬餌より口に入っちゃった系のほうが良さそうに思える。
      • スポイトで低床に吹きかけるように投与。その際コリ目掛けて優しく吹きかけても何?って感じでモグモグしているだけなので、薬を与えやすいのは良かった。
    • 食べるのが落ち着いてから水替え 10 リットル。
    • 本日も落ちている個体無し。
    • まだ赤い個体は居る状況。
    • 水草はまだ影響が見られないものの、確実にダメージはあるはず。
  • 6/13 8時頃
    • 薬餌投与。ちゃんと食べてくれている。
    • 水10リットル換水。換水時は低床掃除も同様に実施。
      • もっと多く入れ替えたほうが病気の観点で安全かもしれないが、ダメージだけは与えたくないので小まめに行う。
  • 6/13 13時頃
    • カミハタ ターボツイストZ 9W 設置。
      • 効果は見えないが影響を喰らっているような個体は 3 時間経過の時点では無し。
      • 最低流量5リットルだが、もっとすくない壁面設置フィルタ(確か1-2リットル/min程度)を拝借して配置。
        • 余談だが90cm水槽に底面式フィルタx1,ぶくぶくx1,壁面設置フィルタx2を置いており、数でフィルタ能力を増やしている。
        • 掃除などで一気に水質が変わることを防いだりするため。低床フィルタとブクブクはほとんど手が入れられない箇所に置いてあるけど。これを掃除する際はリセットレベルで対応が必要。
        • 最低流量5リットルの意味は水槽下に配置した際の水の押し上げが困難だと思われる。実際1リットル/minでは押し上げられなかった。これはチューブ径にも依存するものと思われる。
          • そのため今回は壁面にぶら下げる形で設置。重いので水槽ガラスへの局所的な重みが少しだけ気になる。大丈夫だと思うけど。
    • その後1時間後くらいに薬餌を少なめに投与。みんなご飯を探していたため。昨日は探していなかったので与えなかった。
  • 6/14 8時頃
    • 薬餌投与。今回はエルバージュエース+パラクリア2種に加え、COMET メダカ用 赤虫・糸ミミズミックスフード を追加。高タンパク系で体力の強化を期待。ただ分量は少なめ。
      • 薬餌に慣れたのか、以前より警戒したり口にしないという様子は見られない。ただちゃんと食べているかを凝視していたけではないため吐き出している可能性は0ではない。
    • 10時頃に水槽壁面掃除 + 水換え10リットル。水槽壁面は水槽を設置してから一度も掃除していなかった。
      • 壁面の藻等は有酸素であり水の流れも少しあるため、ここに病原菌が多く居るとは考えづらいと想定。
      • 掃除によって水槽内に汚れが舞う状態になったが想定内。
      • この掃除で生体の活動が活性化されたため、多分コリも含めて多少は口にしている。
    • 掃除後に水を10リットル換水。同様に低床掃除を実施。
  • 6/15 7時頃
    • 若干赤みがあるものの、薬餌から通常餌に切り替え。
    • UV照射を停止。恒常的なUV照射は免疫や代謝系統への影響があると踏んだため。
      • 停止したことによる特に期待しない菌の増殖と、表層の好気性バクテリアが減少していることでアンモニアなどの消化作用が減少することの低床魚への影響、この2点は十分に気を付ける。
      • 頻繁な水替えは行う。今日も給餌後、落ち着いたら10リットル程度水替えするか。

その他考察など気になったこと

  • 一番最初に扱った水槽も2か月程度でエロモナス発症。掃除をしなさすぎの一言だと思われる。
    • 積極的に予防しないと、少なくともコリドラスは問題が出ると理解。苔などを考慮しないのであれば最低週1換水が正しいのかもしれない。これは生体・水草などの優先度に依存。
  • 90リットル水槽だと、設備が無いと50%を換水するだけでも大変ということが分かった。これは特に換水用のカルキ抜き水の確保をどのようにするか、という問題。取り急ぎ60cm水槽を調達したので、60cm水槽までの水汲みさえできればヒーターと薬剤で交換は問題なく行えるはず。
    • 水交換システムが欲しい。
  • ココアの薬餌や薬浴などの記事も見つかるが正直眉唾。栄養は他より劣るので整腸剤目的ととらえるべきか。ただ2,3日で腐敗による?アンモニア発生などもあるらしいということで、やはり踏み出すには相応の確認が必要。
  • またこの観察でやっと気づいたのだが、餌を投与すると血流が上がるのか、投与前に比べて体表に目に見える差で赤みが現れる。つまり投与前後で病状判断が異なるくらいの赤みの違いが出るため、普段の観察状況からどちらかに統一して見るのが良さそう。
    • 私の普段の観察は投与前であることが多い(または投与後の落ち着いた状態)ため、投与後にどうかなーとマジマジ見て赤いから治っていない!という判断は誤っている可能性がある。
      • それでも薬餌後にお腹やヒレの赤みが出ている個体が居るのは少し気になっている。
      • 明日朝の薬餌前の状態はつぶさに観察してみようと思う。
    • 6/13 に状態があまり良くないと書いているのは餌投与直後のため、赤みが強くなっている。
      • 病状 0 の子を見たことが無いため、どういう状態が健康的な子なのか(赤みが出ないのかどうか)が経験不足。
    • なおコリ種類にもよると思われる。特にベネズエラオレンジは元々オレンジだからなのか、あまり体表に出てこない。赤コリやパンダは強く出ている気がする。青コリはお腹やヒレ周りが多少見れる。
  • UV照射による水槽内の無菌化は恒常的に実施しないことにする。
    • コリドラスの腸内環境は水槽内の特に低床に存在する善玉菌の力を借りないと消化不足に陥るためらしい。ちゃんとした調べ物は別記事に書くかも。
    • コリドラスに有効な菌類は主に乳酸菌、バチルス菌、酵母。カラシンやコイ系だとその他アゾスピリルムや枯草菌なども有効な模様。
    • UV照射自体は成魚、稚魚で多分異なる。
      • 成魚は既存免疫系や消化系のうち、水槽内の菌類に頼った活動部位が不活性になる(腸内発酵が減るため消化が悪くなる)。
      • 稚魚の場合はそもそも免疫系が育たない。消化系は菌に頼らずに消化できるような変異がある可能性は考えられるが、変異が無く常に消化不良という可能性も十分にありえる。
      • と思われる、という情報レベルであることは改めて記載。
    • そのためエロモナスの拡大防止など、一時的な水槽内菌類の抑止策としてUV照射を使う。
      • UV照射は24時間っしょ!とか書いてあるコメントとか見るとフーム??という気持ち。初心者なので理由があれば教えてほしい本当に。

記録

6/13 薬餌直後の状況。カメラの赤みが強いためもう少し弱いものの、患部の状態はあまり良くない。

エラ周りや腹部に出ている。引き続き薬餌は投与する。

6/14 薬餌直後の状況。

水槽掃除前。青コリが若干エラ周りが赤い。これが餌を食べた後の定常的な赤みなのかが判別できていない。 赤コリは赤いが、健康的な赤に見える。パンダも赤いが、食べた後に落ち着いた状態はうっすらピンクのいつものパンダに見える。

奥のパンダのメスのヒレの付け根が少し気になっているんだよなぁ。少しだけ心配。 あと赤コリのお腹は迎えた時からだけど腹水なんだろうか。。ポコっと出ている。腹水治療は困難な認識なのでただのデブちゃんだと良いのだが。

Previous Post Next Post

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *