
まだ未実施 : 納豆菌の自家培養液に関するメモ
納豆菌の自家培養液に関して、もう少し深堀したいが忘れそうなので先にメモ。
納豆菌の効果について
納豆菌は硝化作用はほぼ無いのでアンモニア等の分解は期待できない。有機物(食べ残し等)の好気性分解(アンモニア、Co2、臭くない系の有機酸)がメイン。 そのため、そもそも大量投入はアンモニアの即時発生源になる。 あとは生体の腸活。 硝化サイクルがある程度確立している環境における有機物の分解を手助けし、かつ生体内に取り込まれることで特に嫌気性の腸内菌の増殖を抑える。
そのためサブのサブ程度の立ち位置ではなかろうか。と思われる。
いかがなものか?という紹介があったりして言っていることは正しそうなのだが、詳しいのであればもう少し丁寧に解説してほしいと思ったり。 http://goldfish-shop.jp/bacteria1.php
自家培養に関するリスク
この記事を見てやろうという強者がいるとはとても思えないが、念のため。
基本的に嫌気性腐敗菌の増殖によるアンモニアやスカトールのようなオェッとなりそうな物質が出る可能性がある。 これは嫌気性腐敗菌が納豆菌の勢力を崩すか次第。 初めて見る人が定量的に判断する方法が無く正しい上澄み液を採集できたかは感覚値になってしまうところがリスク。 ハイリスクとまでは言わないが、それなりのリスクがあると思われる。
改めてだが、この話は机上の空論なことを念頭に。時間あったら試してみたいけど。
レシピ
低濃度版
- 容器にお湯と納豆を入れ、よくかき混ぜる(20秒)
- 蓋は密閉せず軽く被せる or 空気穴を開ける
- 35〜40℃で6〜8時間程度保温
その結果、軽い納豆臭+酸味がわずかにあれば良い。 ツンとする刺激臭、ドブ臭、甘ったるい発酵臭がする場合は腐敗菌の増殖が懸念されるため利用しない方が良い。 コーヒーフィルターなどで濾して上澄みだけ使用する。
高濃度版
- 材料
- 市販納豆(国産で粘り強いものが良い)…小さじ1
- ぬるま湯(35〜40℃)…500ml
- 砂糖(納豆の代謝補助)…小さじ1
- ペットボトル or 容器
- 手順
- 納豆を水と砂糖でよく混ぜ、ぬるま湯で1日保温
- 常温(25〜30℃)で3〜5日発酵(アンモニア臭・泡あり)
- 完成後、濾して上澄みを使用。沈殿物は堆肥・底床材に利用可
- 使用方法
- 底床やろ材への微量注入(10ml以下)
- フィルターの前に注いで定着させるのが効果的
投入後の評価方法
無し。
- 効果を発揮したかのマーカのようなものは無さそう。
- フンが以前より崩れやすくなっている、が一番分かりやすいかもしれない。
- 実際に計測するとなると専門レベルになってしまうため高度かつ高額になってしまう。