コリドラスの異常見分け表

コリドラスの異常見分け表

ワイルド個体など水槽への導入で安定しないことが多いため、目安となる表と動きについて書いておく。

コリドラス異常・慣れ見分けチェックリスト

導入〜5日間の観察用

観察項目 通常の“慣れ中” 体調異常の疑いあり コメント・判断ポイント
1. 泳ぎ方 ゆっくり水槽内を探索、底をなめるように移動 壁沿いの上下運動、同じ場所を行き来、急浮上を繰り返す 上下運動はストレスまたは酸素過多反応。慣れで起こることは少ない。
2. ヒゲの動き 砂を軽く突く・ヒゲ先で底を探る 動かない/底に触れず、顔を上げて止まる 底面探索がないのは食欲・腸内不調・嗅覚異常のサイン。
3. 群れとの距離 群れの中〜近くで行動 一匹だけ隅や上層・石の上に離れている 群れ行動は安心感のバロメータ。孤立が長引く場合は要注意。
4. 底床への興味 砂をすくって戻す動作が出る 底に降りず石や流木の上でじっとする 底面嫌悪は細菌感染・体表痛み・電解質バランス異常でも起こる。
5. 餌への反応 匂いを嗅いで寄る、他魚に遅れても参加 匂いを避ける・逃げる 嗅覚器官や腸の不快感(内部寄生虫・炎症)の典型的サイン。
6. 呼吸の速さ 1秒に1回前後、安定 速い・浅い・胸ビレと連動してパクパク 水質刺激やアンモニア・薬品負荷などの反応。
7. 体色・質感 透明感があり金属光沢 白っぽく曇る、ヒレ先が白濁 粘膜異常・初期細菌感染の兆候。
8. 夜間の行動 餌がなくても底を探る、穏やかに活動 じっと止まる/激しく泳ぎ回る ストレスまたは体力消耗。夜間の不自然な動きは要注意。

観察サイクルの目安

経過日数 期待される動き 異常が続いた場合
1〜2日目 警戒して隅でじっと/ときどき群れを見る 通常の“慣れ”
3日目 底を探る素振り・群れに近づく まだ全く動かない場合は要観察フェーズへ
4〜5日目 餌に反応・ヒゲが頻繁に動く 底を避ける・石上固定などが続く→体調異常フェーズ

観察後の状況

5日経っても同じ症状なら塩浴。塩浴は岩塩やにがりを含んでいないものを利用。0.3%程度が様子見ライン。 その後2日経っても同じ症状ならグリーンFゴールド等で強制薬浴。 7日のラインは10日前後が絶食で耐えられる期間な気がしており、それまでに回復を行わせたいため。

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